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第3回:入国後の隔離場所やその流れ

  • 執筆者の写真: utscjasco
    utscjasco
  • 2021年6月1日
  • 読了時間: 7分

こんにちは、Lisaです。


今回は入国後の隔離場所やその流れに関してお伝えします!


隔離政策や状況は常に変化しているので、最新の情報は必ずカナダ政府のホームページで確認してください。

目次:


1. Day 1~4 政府指定ホテル


  • 予約


前回までにもお伝えした通り、カナダ政府は14日間の隔離のうち、最初の3日間を政府指定ホテルに泊まることを義務づけています。


政府指定ホテルは3食付きで、通常の宿泊料金より高くなっています。

カナダ政府のホームページで、都市ごとに指定ホテルの一覧が載っています(現時点ではトロント空港周辺の20ホテルが指定されています)。


政府指定ホテルに泊まらないといけないという政策が決まったのが、2021年3月22日でした。当初は電話でしか予約ができず、数時間待っても電話がつながらないということもあったようですが、今はほとんどすべてのホテルをオンラインで予約できます。


オンラインで予約する際に気を付けることとして、必ずカナダ政府のホームページのリンクからホテルのページに飛び、GAA(Government Authorized Accommodation)レート、もしくは、Corporateレートで予約してください。


私が見た時は、ほとんどのホテルが3泊で1000ドルちょっとでした。すごく安いホテルもありましたが、安い部屋から予約が埋まりやすいので、渡航が決まったら早めに予約をすることをおすすめします。


また、私がホテルを選んだ際に注目したのは、予約のキャンセルポリシーです。政府のホームページにはすべてのホテルはnon-refundable(キャンセルできない)とありますが、ホテルによっては予約のページに到着数日前までならキャンセルできると書いてありました。また、予約の日程変更などは、ホテルに直接連絡して変更できるか交渉しないといけないそうです。それらも予約のページに書いてあるのでチェックしてみてください。


↓ホテルの予約ページの例です。ほとんどのホテルがクイーンかキングベッドルームで、値段が同じだったりするので、広めの部屋を予約して3日間楽しんでみてください😊

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  • 到着後


Day 1~Day 3(政府指定ホテル宿泊)


ホテル到着し、チェックインした後はひたすら部屋に籠ります。

食事は指定の時間にドアの前に置かれ、ノックされたらドアを少し開けて部屋に持ち込みます。食べ残しやゴミも部屋の前においておけば回収してくれます。


私が到着した時は夜中を過ぎていたので、その日は食事をもらえず、水とアルコールウェットティッシュしかもらえませんでした。

ただ、他のホテルに泊まった友人によると、そのホテルは食事を提供してくれたそうです。


また私の泊まったホテルの場合、外に出たいときにフロントに電話すれば警備員が駐車場に連れて行ってくれ、15-20分自由に歩くことができました。これは泊まるホテルによります。

私は到着時に空港で行ったPCR検査が陰性だったことを確認した後に外に出させてもらいました。


部屋には電子レンジとミニ冷蔵庫があり、インスタントの食事を作ることもできました。また、テレビもあったので、ゆっくりと映画を観たりもできます。

お風呂はかなり広くて豪華でした。


↓チェックイン時に、政府の隔離政策のパンフレットやホテルからのお願い、食事の時間などが書いてある紙を大量にもらいました

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↓チェックイン時に渡された水と除菌グッズ

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↓部屋にはインスタントコーヒーがおいてありました。私はティーバックを持参したので、お茶を飲んでいました(ちなみに、部屋にあったケトルがすごく汚かったので交換してほしいとお願いしたらすぐに対応してくれました!)

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↓政府指定ホテルで外に出た時。こんな感じの場所をぐるぐると歩きまわりました、ずっとホテルにいると疲れてしまうので、外に出ることが出来てよかったです

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↓政府指定ホテルのお風呂(部屋)の様子

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Day 4(政府指定ホテル→大学の隔離ホテル)


空港で行った検査の陰性がDay 2の夜に送られてきたあと、トロント大学隔離プログラムのStarRezポータルに報告しました。


Day 3にはトロント大学が契約している、CampusSurvesというホテル間の移動を担当している会社から移動時間調整の連絡が来ました。

ちなみに、早めに陰性が確認された場合はすぐに政府指定ホテルを離れてもいいのですが、3日分のホテル代は返金されません。


また、トロント大学から移動の変更を申請する場合は24時間以上前に連絡する必要があると言われました。


私の場合、陰性の結果のメールに気がつくのが遅く、ホテル代が返金されないこともあり、隔離政府指定ホテルに泊まりました。

実際、政府指定ホテルのほうが部屋が広かったため、良い判断をしたと思います。


2. Day 4~15 大学の隔離ホテル


  • 予約


大学のStarRezポータルから到着日などを入力し、予約します。


カナダ入国日から数えて7日以上前に予約しないといけません

私の場合は、約3週間前に予約し、出国日の2週間前に予約の確定メールが来ました。


トロント大学の隔離施設はダウンタウンにいくつかあります。寮やホテルなどが含まれていますが、私の場合は4つ星のホテルに泊まることになりました。


  • 到着後


Day 4


到着した時に、トロント大学からのウェルカムキットをもらいました。中には消毒液や体温計、マスク、Simカードなどが入っていました。また、ポップコーンやポッキーなどのお菓子ももらいました。


ホテルは少し年季の入った部屋で、政府指定ホテルよりは狭かったです。ただ、部屋にベランダがついていたので、自由に外に出ることができました。


↓ホテルの部屋の様子

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↓ウェルカムキットに入っていたお菓子

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↓ウェルカムキットに入っていた石鹸やマスク、体温計など。洗剤も入っていたので、洋服の手洗いもできました

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↓ボディソープやシャンプーもありました

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Day 5~Day 14(大学の隔離ホテル)


食事は1日に2回、朝と夜に届けられました。電子レンジはなかったものの、ケトルがあったため、お茶やコーヒーを飲んだり、インスタントの食べ物を持っていれば食べられました。


食事以外は全く外との交流もなく、ひたすら部屋にこもっている必要があります。あまりすることもなく日々を過ごしていたので、正直とても暇でした。


チェックイン時に、1週間後にベッドシーツやタオルの交換があると言われたのですが、かなり適当で、結局誰も何も持ってきませんでした。おそらくフロントに電話したら交換してくれたと思うので、気になる人は交渉してみてください。


空港に着いた時に政府から配られた隔離方法のパンフレットに、隔離をしているか確認のためにランダムで人が訪ねてきたり、電話がかかってきたりすると書いてありました。

実際に、私も隔離8日目の午後3時ごろドアをノックされて、Health of Canada(カナダ保健局)の人がチェックしに来ました。パスポートの写真のページを見せて、元気か、誰か一緒に部屋にいるのか、食べ物どうしてるか、外に出てないかなど質問されました。


私は何も考えずに部屋を開けてしまったのですが、詐欺などの可能性もあり危険なので、必ずフロントに電話するなどして来訪者がいるか確認したほうがいいと思いました。


10日目(最近到着後8日目に変更されました)に新型コロナウイルスの自己検査キットを使い、コロナ検査をしました。その結果が14日目に出たので、大学に陰性証明書をメールし、15日目にホテルからチェックアウトする許可をもらいました。


↓食事はドアノブにひっかけられて配られます

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Day 15


14日間の隔離が終了し、午前中にホテルからチェックアウトしました。

特にトロント大学の隔離ホテルにいる期間は長く、部屋もそこまで大きくなかったのですることもなくつまらなかったです。

カナダ政府は新型コロナウイルスの感染拡大予防にかなり力を入れていることが分かりました。


そしてこのような隔離はもうしたくないと思ったので、必須ではない旅行を止めるためのいい抑止力にもなっていると感じました。

早く隔離無しで国境間の移動ができるような日常に戻ることを願ってます。


次回は、隔離中の食事に関してお伝えします!



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